着席しながら深呼吸して秋斗くんを見る。 窓ガラスを通して入る太陽の光でさえ彼を惹きたたせる、そんな綺麗な人。 「秋斗くん」 「ん?」 「今日…放課後残っててくれる?話したいことがあるの」 「……わかった」 秋斗くんは私を見てちょっと息を吸い、真面目な顔で言った。 ……もう1人。 伝えなきゃ。