「てか超顔整ってるー!名前は聞いたことあったけどこんなイケメンだとは思わなかったー」

まじまじと顔を見られて謎に冷や汗が出る。


「ふーん。秋斗とはまた違うタイプか…なるほど。外見勝負は互角ってとこかな」

急に謎の分析を始める。

ち、近いっす…



すると

「千夏ちゃん…」




俺の目の前いたギャルが後ろに引っ張られる。


「ち、近いよ」

…え

美桜が小声でそう言った。
目を泳がせている。


「あ、ごっめーん」

ギャルがニヤニヤして美桜を見ている。


…なんだ…?今の



「千夏、なんの話してたの」

萩原がめんどくさそうに聞く。

あ、やっぱもう猫被るの完全にやめたっぽいな。


「内緒ー!あたしだから相談できたんだよねー?美桜ちゃん!」

「…そっすね」

「せいぜい気になって頭捻っとけーい」


この人苦手だわ。