地味に離れてる1組と3組。
ようやっと3組の教室が見える。



が、しかし。


「おわ」
「わ」


あと少しのところで唐突に現れた何かの影にぶつかる。


「すまん、前見てなかった」
「いや俺も…」


そう言いかけて口を閉じる。



心底嫌いな人物が目の前にいたからだ。



「うわ、萩原…」


うーわ最悪…


「霜崎…」