と、一丁前に心の中で問いかけてみたところで
何か変わるわけではない。

ただ私の隣の席の人は本日もモテておりますぴえん。



昼休み。

秋斗くんは頻繁に呼び出されるので本日も席を外している。
今日のお呼び出しは女の子かららしい。


…告白かねぇ。

毎度のことながらクラスの男子に茶化されていた。


…むぅ
アイムジェラシーナウ。


告白…か。

好きを伝えるのってなかなかに勇気がいる。
告白なんて人生のビックイベントだもの。



私は秋斗くんが好き。

でも告白しようと思ったことはなかった。


それは今の関係が崩れるのが怖いから。

友達としての距離感だとしても
この距離を遠ざけたくないから。




……え、まってまって!
今のめっちゃ少女漫画の主人公みたいじゃない?

やっだぁー!私ってばヒロイン!