ギュウッとなる胸。 一瞬にして熱くなる身体に、 「皐月ってばずるいよ…」 誰にも聞こえないように囁く。 心臓がおかしくなりそうなくらい、いつも大好きが募るのに。 私を試すかのように、いつも私を戸惑わせては、 優しく包んでくれる。 でも、嫌われたくないから、動けない私は… 皐月からの想いを待ってる私は……… きっと弱虫で誰よりも脆いんだ。 私の想いをそっと見守って照らすように、木漏れ日が優しく寄り添ってくれた。