「雫ちゃん!蓮見くんも海人くんに教わって、花に詳しいみたいだよ!」


「そうなの?」


「うん、そうみたいなの!その手に持ってるのはなに?」


そう微笑んで言う美羽に、



「いや、これはなんでもないの!ただ四葉って珍しいからとってみただけなんだけど…」


おろおろしながら答える私に、



「ふふ、雫ちゃん!焦らなくて大丈夫だよ、頑張ってね」


そう言って、海人くんの元へと歩き出した美羽。



頑張ってねって………


私が誰に渡すか気づいてたの?!




って、海人くんのところに行ったってことは………