好きな人に言われるほどショックなことはない。


あー、痩せなきゃだ!!


そんなことを考えていると、



「雫!」

「ひゃぁ!」


耳元で名前を呼ばれびっくりしてしまう私を見て、



「あはは、ごめんって」


笑いながらも謝る皐月に


「なんですか、次は」

なんって、ぶっきらぼうに言う。



こっちはあなたのことで頭がいっぱいいっぱいなんですけども、
これ以上私をパンクに…


「#&?!@¥$☆」


「え?ごめん、もう一回!」


「今日の髪型いつもと違うね、可愛いよ、そうさっき言いたかった。もう言わねぇからな!」



そう言うと、机に顔を伏せてしまった。