「あれ?みんなは?」
そう問い掛ければ、
「海人は寝坊で、おいて来た、2人こそ一緒に来るんだと思ってた」
「私と美羽は同じ中学だけど、家はお互い近く無いからだから、集合場所で待ち合わせにしたんだけど…」
♪♪♪
「あ、美羽から電話だ!」
「もしもし、今どこ?」
「遅くなってごめんね、今海人くんとばったり会ったからそっちに行くからもう少しだけ待っててね」
「それなら良かったよ、うん、待ってる」
そう伝えて、電話を切ると、
「美羽ちゃん大丈夫なの?」
そう心配そうに聞いてくる皐月に
「うん、海人くんとばったり会ったみたいで2人でこっちに来るみたいだから、もう少し待ってよう!」
そう言えば、
「それなら安心か、こんな人混みだし何かと危ないから、海人もたまには頼りになるのな」
そっか、あの可愛い美羽を1人で来させようとした私、なんたる失敗を…
そう思いながら、頭を抱えていると、