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「もうすぐ縁日があるね!雫ちゃん今年も一緒に行こ?」


そう誘って来てくれる美羽の可愛さに癒されながらも、


「もちろん!」


そう微笑むと、



「ちょっと待ったー!今年はぜひこの檜山も入れてよ美羽ちゃん!」


「いいよ!海人くんいると安心かも!」


2人は隣の席になったことで、見事に仲が深まり名前で呼び合うようになっていた。



美羽の言葉で、私は邪魔者になりそうな気がして、言葉に詰まっていると、



「なら、4人で行こうよ!」


海人くん後ろからひょこっと現れた皐月が提案してくれる。



と言うか、一緒に行ってくれるんですか?!




確かこの間海人くんに誘われた時、めんどくさいって言ってなかったっけ?それなのに良いんですか?!!