「ドリンクバーに行くから、雫も一緒に行こ」
そう誘ってくれて、
「うん!行くー!」
一緒に席を立つ、
そうだった。ジュースつぎに行くの忘れてたんだった。
「な、本当の理由は……」
ジュースを入れながらそう呟いた皐月の方に顔を向ける、
「どうしたの?」
いつになく真剣な顔をしている皐月にそうたずねると、
首を横に軽く振ってから、
「いや、2人にしてあげたかったなと思ってさ」
そう言って、テーブルを指さすと、
美羽と海人くんが楽しそうにお話ししていて、海人くんがふざけてるのを美羽が大きな口を開けて笑っては海人くんとじゃれあっていた。