***


翌日。



俺は、海人から聞いた住所に向かって歩いている。



雫の顔が見たい。


雫に会いたい。


この4年ずっと、俺の気持ちは変わらなかった。



本当に大好きで、、大切で、、




そんな思いを抱きしめながら、一歩ずつ雫の家へと歩いていくと、




「ちょっと、待って!鍵忘れた!!」



「俺も行こうか?」

「大丈夫、1人で行けるから!ちょっと待ってて!」



聞き覚えのある声が聞こえて、そちらに顔を向けると、



雫と彼氏さんの姿があって、