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「わりぃ、海人からだ!ん?はいはい、分かったよ」






溢れ出した言葉は、今日も言えないままで_______




いつもタイミングが悪い自分が嫌になる。






「ごめん、海人のところ行ってくるわ!気よつけて帰れよ」


そう言って歩いていく後ろ姿を私は見つめたままだった。





「ふぅー、せっかく会えたのにな………」




少し寂しい気持ちで、そのまま帰れない私は、大きな本屋さんへと足を進めることにした。