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「雫ちゃんこっちだよー!」
「あ!来た来た!!荻野久しぶりだな!」
笑顔で手を振って迎えてくれる、檜山カップルに、
「お待たせ〜2人とも久しぶり」
2人の元へ駆け寄ると、
「じゃ、みんな揃ったことだし行きますか!」
海人くんの合図でみんなで電車に乗って、大きいプールへと向かう。
「雫の隣キープ!」
そう言って、皐月は私を電車の中の人混みから守ってくれた。
「皐月!さっきからどさくさに紛れて女の子たちにくっつかれてない?大丈夫?」
同い年ら辺の女の子たちが入れ替わり立ち替わりするときに、
決まって動かない皐月くんを良いことに隣にやってきては、
キャッ!なんて言って今にも助けてと言わんばかりの女の子たちを見て、演技が下手くそだなと思えて、もう限界に達した私は皐月くんにそれを言うと、