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「皐月！」

「なんだよ、先輩と会えて楽しかった？」


「なんでそう「あ、海人に渡すの忘れてた！」


そう逃げるように去っていく皐月に、何も言えなかった。



素直になろうとすれば、うまくいかない。



席について話そうと思うと、寝てばかりで、

なかなか話されないまま､､放課後になって。



「皐月聞いて！私………」


「どうでもいい…邪魔」

そう言って、冷めた目で去っていく皐月を、初めて皐月が怖いと感じた。