「ねぇ、なんでサッカーボール持ってきてないの?」


「ね〜え〜?」


答えづれぇ、、、


「ま、まぁ、その辺は気にすんな!!」


「えぇ??」


「あ!こんなとこにサッカーボール!!」


彼女はそう言って横断歩道の真ん中に落ちているボールを指さした。


「こんなとこに落ちてると危ないじゃん!
 あ、私達これ使おうよ!!」


彼女はそう言って横断歩道に向かって走り出した。


「おい、バカ!!!やめろ!!!!!」


「え??」


キキィィーーーーーーーー!!!!


「日向!!!!!!!!!!!!!!」


俺の叫びは、彼女には届かなかった。