【大丈夫よ。一緒って言ったでしょ?】

信じていいんだよね?

【うん、ありがとう。勇里さん、お仕事?】

【えぇ。終わったらまたメールするわ。】

【なんのお仕事してるの?】

【生きるために働いてるだけだから、あんまり仕事の話はしたくないの。ごめんなさいね…】

やっぱり、話してくれない。

勇里さんは、謎が多い。ワケありって感じ。

「…私、大丈夫だよね?」

フェザーのバレッタを優しく握って、そう自分に問いかけてみる。

大好きな人を、不安だからってほんの少しでも疑ってる自分が嫌なの。