私の名前は櫻井詩織。
高校1年生。
千葉県の館山市に住んでいる。
最寄りの駅は館山駅。
館山市は海に面していて、幾つかの海水浴場がある。
その他にも館山城や安房神社と言った有名スポットもある。
私はB女子高校に通ってる。
でもなぜ女子校を選んだかと言うと、小中と共学の学校生活をしてきた中で、男子と一緒にいるというのが自分にとってマイナスでしかないとわかったから。
男子ってホントにガキだし、うるさいし、カッコつけるし、女子にモテようとするし、臭いし、汚いし、嫌な部分しかない。
見てるだけでストレスがたまる。
だから男子のいない女子校にした。
また、男子が嫌いなのと同じくらい私は小さい子供が嫌いだった。
理由は同じようなものだけど、更に子供は泣くわめく叫ぶと言う、私の思考回路の範疇を超えた存在なのだ。
だから男子と子供は嫌い。
また、私には同じ日に産まれた双子の姉がいる。
姉と言っても、姉ではない。
母のお腹の中で一緒に育ち、産まれる時にたまたま私が先に外に産み落とされたから、妹になっただけのこと。
だから姉と妹という感覚は全くと言っていい程何もない。
そして私の姉の名前は櫻井泉水。
私と瓜二つの姉妹だった。
私は姉をいずみんと呼び、姉は私をしおりんと呼んだ。
いずみんは私と同じ高校ではなく共学のJ高校に通っている。
小中学校は当たり前だけど同じ学校だった。
でも、いずみんは私とは違う特別教室で生活を送っていた。
いずみんは幼少期の頃から喋るのが苦手だった。
親に病院に連れられて、下された病名は吃音症。
吃音症とは話を始めるときに最初の一音が詰まったり、同じ音を繰り返したりする障がいで、いずみんは自分の思いを周りの人に上手く伝えることが出来ないため、特別教室で学校生活を過ごしていた。
もちろん、そんないずみんの障害を理解してくれる人間などごく稀で、友達という友達はいなかった。
いずみんの話しを根気強く待って、会話をすることが出来る人間は小中学校では現れなかった。
こんなことを言ったら差別的な発言になってしまうかもしれないけど、特別教室は障害を持った人たちの集まりで、障害の重度軽度もある訳だから、そのコミュニティの中で互いに交友関係が生まれるはずもなく、結果友達は出来なかった。
だからいずみんの話し相手は私だけだった。
そうして気づいてみたら、私は授業を抜け出していずみんと一緒に特別教室で授業を受けることが頻繁になっていた。
高校1年生。
千葉県の館山市に住んでいる。
最寄りの駅は館山駅。
館山市は海に面していて、幾つかの海水浴場がある。
その他にも館山城や安房神社と言った有名スポットもある。
私はB女子高校に通ってる。
でもなぜ女子校を選んだかと言うと、小中と共学の学校生活をしてきた中で、男子と一緒にいるというのが自分にとってマイナスでしかないとわかったから。
男子ってホントにガキだし、うるさいし、カッコつけるし、女子にモテようとするし、臭いし、汚いし、嫌な部分しかない。
見てるだけでストレスがたまる。
だから男子のいない女子校にした。
また、男子が嫌いなのと同じくらい私は小さい子供が嫌いだった。
理由は同じようなものだけど、更に子供は泣くわめく叫ぶと言う、私の思考回路の範疇を超えた存在なのだ。
だから男子と子供は嫌い。
また、私には同じ日に産まれた双子の姉がいる。
姉と言っても、姉ではない。
母のお腹の中で一緒に育ち、産まれる時にたまたま私が先に外に産み落とされたから、妹になっただけのこと。
だから姉と妹という感覚は全くと言っていい程何もない。
そして私の姉の名前は櫻井泉水。
私と瓜二つの姉妹だった。
私は姉をいずみんと呼び、姉は私をしおりんと呼んだ。
いずみんは私と同じ高校ではなく共学のJ高校に通っている。
小中学校は当たり前だけど同じ学校だった。
でも、いずみんは私とは違う特別教室で生活を送っていた。
いずみんは幼少期の頃から喋るのが苦手だった。
親に病院に連れられて、下された病名は吃音症。
吃音症とは話を始めるときに最初の一音が詰まったり、同じ音を繰り返したりする障がいで、いずみんは自分の思いを周りの人に上手く伝えることが出来ないため、特別教室で学校生活を過ごしていた。
もちろん、そんないずみんの障害を理解してくれる人間などごく稀で、友達という友達はいなかった。
いずみんの話しを根気強く待って、会話をすることが出来る人間は小中学校では現れなかった。
こんなことを言ったら差別的な発言になってしまうかもしれないけど、特別教室は障害を持った人たちの集まりで、障害の重度軽度もある訳だから、そのコミュニティの中で互いに交友関係が生まれるはずもなく、結果友達は出来なかった。
だからいずみんの話し相手は私だけだった。
そうして気づいてみたら、私は授業を抜け出していずみんと一緒に特別教室で授業を受けることが頻繁になっていた。