プロローグ



わたしの人生は幸せでもなく不幸でもない中途半端だった。

だけど、それが嫌だと思ったことなんてなかった。

今が楽しければいいと思っていた。

仲のいい家族 当たり障りなく接してくれる友達

しかし、そんな日々はある日突然消えてしまった......





「キミは俺から逃げられないよ」