「りょ~お~!!!!おはよおッ♪」
そう言いながら亮也の席へ走る優華。
この瞬間。別に大したことじゃない。
けど、凄い幸せ感じるんだ!!!!
亮也と付き合ってから、“幸せ”と感じる
事が多くなった。
例えば・・・手をつないで歩くことだとか、
街で2人ではしゃぐことだとか、
お互いの目を見てキスをすることだとか。
別に大した事じゃないんだけど・・・
亮也と居るだけで、幸せだから。
だから・・・
まだ、この頃は思いもしなかった。
考えもしなかった。
この2人が離れることになるなんて。
優華に・・・別の幸せが待っている
なんて。