「てかめちゃくちゃ手冷た。刹那ちゃん乾燥しすぎー。」
『あ…今日ハンドクリーム持ってくるの忘れたんだった。』

間宮の手が私の腕から手先に滑り落ちる。
あまりにも自然に私の手を触ってくるからホントにビックリする。
自然なボディータッチはよくないと思うんですけど!!
というか、間宮すごい手すべすべなんだけど。
う…私より女子力高いの、さすがチャラ男としか言えない。


「はい、ハンドクリーム。俺のだけど、使って?」
『ありがとー、さすが間宮。』

ハンドクリームを受け取り、クリームを適量に手に出す。
ふわっと香る、間宮の大人な香水と同じ匂い。
香水と同じブランドなのかも。
ちゃんと匂いも気にしてる、さすが間宮。
日頃から気を付けてるんだろうな。
まだ間宮に触られて暖かい手に、またドキドキしてしまう。
さっきから間宮の思わせ振りにドキドキさせられてばっかりだ。

『ハンドクリームありがと。』
「んー。刹那ちゃん、女の子だし肌弱いんだから、ちゃんと保湿しないとダメだかんね」
『はーい、すみませーん』
「分かればよろしい。」