「ゆーなっ!」
「なに?」
元気いっぱいに飛びついてくるのは
親友の葉凪。
「今日も図書室行くの?」
「うん。行くよ。一緒に行く?」
放課後、図書室に行くのが私のルーティン。
実は、図書室の司書の先生は私がΩだということを知っている。
だから何となく居心地がいい。
司書の先生は白髪の生えた
優しいおじいちゃん先生だ。
「ううん。行かない。私部活あるもん」
「そっかー」
「じゃあ、また明日ねー」
「うん。バイバイ」
葉凪はバレー部のエース。
バレーのことはわからないけれど、
インターハイに出場するほどの強豪校である西ノ葉高校でエースをやるということは
相当上手なのだろう。
ぼーっと考え事をしていると柚菜以外のクラスメイトも教室から出て行ってしまった。
急いで荷物をまとめて教室から出る。
今日の出逢いが、
私の人生を大きく狂わせるとは知らずに。
「なに?」
元気いっぱいに飛びついてくるのは
親友の葉凪。
「今日も図書室行くの?」
「うん。行くよ。一緒に行く?」
放課後、図書室に行くのが私のルーティン。
実は、図書室の司書の先生は私がΩだということを知っている。
だから何となく居心地がいい。
司書の先生は白髪の生えた
優しいおじいちゃん先生だ。
「ううん。行かない。私部活あるもん」
「そっかー」
「じゃあ、また明日ねー」
「うん。バイバイ」
葉凪はバレー部のエース。
バレーのことはわからないけれど、
インターハイに出場するほどの強豪校である西ノ葉高校でエースをやるということは
相当上手なのだろう。
ぼーっと考え事をしていると柚菜以外のクラスメイトも教室から出て行ってしまった。
急いで荷物をまとめて教室から出る。
今日の出逢いが、
私の人生を大きく狂わせるとは知らずに。