♢♢♢
「あっ!柚菜っ!」
「お、はよう」
私が教室に入った途端に、大きな声を出して顔を輝かせた葉凪に曖昧な笑顔を返す。
あんな態度をとって帰ってしまったのだ、
何もなかったように葉凪と接するのは私には無理だ。
「一週間も休むからめっちゃ心配したよー!!
風邪直ってよかった!」
「う、うん。
あの、その、…ごめんね。いろいろ」
「えー?どういうこと?
気にしないでいいのに!」
葉凪の優しさに涙がでそうだ。
最近は泣いてばかりだな。
「えー、なんで泣きそうになってんの!
いいからいいから。
今まで通りでいこうよ」
「うんっ。
ありがとう」
Ωだと知っても差別しない優しい親友がいて、私はとっても幸せ者だ。
私がΩだということも広まっていないようだし、今までと変わらずに学校生活を送れそうで安心だ。
あのキスは屈辱でしかないけど今さらどうしようもない。
もう二度とあの人に会わなければいいんだ、と考えることにした。
「あっ!柚菜っ!」
「お、はよう」
私が教室に入った途端に、大きな声を出して顔を輝かせた葉凪に曖昧な笑顔を返す。
あんな態度をとって帰ってしまったのだ、
何もなかったように葉凪と接するのは私には無理だ。
「一週間も休むからめっちゃ心配したよー!!
風邪直ってよかった!」
「う、うん。
あの、その、…ごめんね。いろいろ」
「えー?どういうこと?
気にしないでいいのに!」
葉凪の優しさに涙がでそうだ。
最近は泣いてばかりだな。
「えー、なんで泣きそうになってんの!
いいからいいから。
今まで通りでいこうよ」
「うんっ。
ありがとう」
Ωだと知っても差別しない優しい親友がいて、私はとっても幸せ者だ。
私がΩだということも広まっていないようだし、今までと変わらずに学校生活を送れそうで安心だ。
あのキスは屈辱でしかないけど今さらどうしようもない。
もう二度とあの人に会わなければいいんだ、と考えることにした。