♢♢♢
「柚菜、帰ったならただいまぐらい言いなさい」
「…ただいま」
普段は優しいけど、礼儀とか、挨拶にはとても厳しいお母さん。
普段はちゃんとただいまを言うけど、今日は、そんな気分になれない。
「…ごはん出来たら呼ぶわね。
聞いて欲しかったら、いつでも言いなさい」
お母さんはきっと、私に何かあったことに気がついている。
それでも、私の、聞かないでで欲しい、という気持ちに気がついて聞かないでいてくれる。
「…うん」
階段を上がって自分の部屋にこもる。
悔しい。
すごく悔しい。
きっとあの人は私がΩだから、なにしてもいいと思ってキスをした。
そもそもなんでαがこの学校にいるのだろう。
葉凪だって、心配してくれたのにお礼も言わずに帰ってきてしまった。
明日、学校に行くのが怖い。
「柚菜、帰ったならただいまぐらい言いなさい」
「…ただいま」
普段は優しいけど、礼儀とか、挨拶にはとても厳しいお母さん。
普段はちゃんとただいまを言うけど、今日は、そんな気分になれない。
「…ごはん出来たら呼ぶわね。
聞いて欲しかったら、いつでも言いなさい」
お母さんはきっと、私に何かあったことに気がついている。
それでも、私の、聞かないでで欲しい、という気持ちに気がついて聞かないでいてくれる。
「…うん」
階段を上がって自分の部屋にこもる。
悔しい。
すごく悔しい。
きっとあの人は私がΩだから、なにしてもいいと思ってキスをした。
そもそもなんでαがこの学校にいるのだろう。
葉凪だって、心配してくれたのにお礼も言わずに帰ってきてしまった。
明日、学校に行くのが怖い。