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「はぁ……、もう朝か。」





唯川朱俐に出会って、早2週間くらい経った今日。土日明けの憂鬱な月曜日。
あれからはあまり何もなく、平穏に過ごせていた。

でもあとから思うと、この2週間はこの日のために神様がくれた最後の平穏だったのかもしれない。






私は、焼けるような日の出の光に自然と目が覚めた。
1度目を開けると目が冴えて、眠れない。




時計を見ると今の時刻は4時58分を指している。





疲れていて眠たいはずなのに日の出の時間になると絶対起きてしまう。







寝ているとアイツが……襲ってくるんじゃないか…？






なんて考え怯える私は警戒して仮眠程度の睡眠しか取れない。






こんなこと…、してる場合じゃないのに。


もっと……しっかりしなきゃだ。