「六花とは家は隣だけどそれって、実家ね。河木都にあるのは俺が一人暮らししてるアパート。」



「……へぇ。」



唯川朱俐、一人暮らしだったんだ。

でもだから大人びてるのかと、納得する。







それから聞く話によると。

唯川朱俐の家は高校からは相当遠い場所にあるらしい。電車とバスを乗り継がないと来られない、と言っていた。

それがこの人にとっては面倒くさすぎて一人暮らししてるらしい。でも、六花はそんなところから毎日通っているみたいだ。




……六花も大変だなぁ。ま、どーでも良いけど。