え……っ、ちょ、うるっさ!!
私はたまらず耳をふさいだ。
やばいやばい、こんな人たちとはいられない。
というか、休み時間終わって昼食も食べられなくなるし。
「ごめん、まだお昼ご飯食べてなくて。ちょっと先に食べさせてもらってもいいかな?話はまた後でってことで…。」
って申し訳無さそうな顔で言えば、すっかり解放してくれた。
「あっ、ごめん!」
「ごめんね、緋彩ちゃんっ!」
皆、優等生の私を慕ってくれてるおかげでこういうときだけ役に立つ。
まぁこれじゃあ、ある意味支配になっている。私はクラスの支配者か。
「こちらこそごめんね、また後で。」