「……っ。……あっ、そうだ!そうでしたねっ、すみません…!やばっ、忘れてた……。」





でも、私は女子の反感を買わないよう、わざと慌てるふりをして先輩の後ろをついて行く。



先輩を尊敬している従順な後輩かのように。




先輩の美貌に見とれすぎて、委員会の話が嘘であることにおかしなくらい気が付かない。






……ほんと、歩く毒ガスみたいな人だ。




心の中で、超嫌味なことを吐き捨てておく。



唯川朱俐に連れられ廊下に出たときは、こんな話をされるなんて想像してもいなかった。







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「さ、ここだよ。」


「え……、ここって……。」