私が思考の渦に入ってからしばらくたったぐらいだっただろうか。
茉織がいきなり叫び声を上げた。
すごく心臓に悪いからやめてもらいたい。
はぁ…、ただでさえ、寝不足の人に悲鳴はイタイのに……。
このとき、茉織の言った言葉を理解せず、うるさい悲鳴としか認識しなかったから何が起きたのか考えようともしなかった。
それに今は、昨日の唯川朱俐の言動を考えるのでいっぱいいっぱいだったから。
そう思いながら、弁当の包みを解いたところだった。
考え込んでいたら絶対昼休み終わるし。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…