「あはは…。ちょっと昨日眠れなくて……。」


……唯川朱俐のせいでね。







「そうなの?だいじょーぶっ?」




と覗き込んできたのは、いつも違うグループで行動している茉織の小中の同級生の子。


今日はなぜか私たちと一緒に弁当を食べている。



名前は……、忘れた。ごめんね。

一応謝っておく。




「大丈夫だよ〜、なんか最近寒暖差がひどくて眠りが浅くなっちゃって……。」

とわざと明るくカラカラ笑いながらこぼした。





「そっか、そうだよね〜!お大事ね?」

と茉織の友だちはにっこり笑った。