「ふぅん、面白いじゃん。」 体育館の物置倉庫に入っていった篠宮緋彩を自然と目で追っていた。 彼女を見ていたら……、 いつか彼女の本当の姿が見れるかもしれない。 そうやって見ていたその時だった。 彼女が物置から出ようとした後ろで試合に使う点数板が落下しようとしていたのだ。