「ほっといて、マジ興味ないんだし。で?しのみやひいろって誰?」
別に他人に興味ないから無心で、優しくできるだけだし。
女って優しくしないとめんどーなだけだし。
蘭絆は、こりゃダメだ。とため息混じりに呟いたあと教えてくれた。
「…まぁ、篠宮緋彩っていうのは高1のいわゆるお前みたいにモテる子。聞く話だと運動神経抜群、成績優秀な上美人で性格も良い。先生からも厚く信頼されてる超優等生らしいよ。」
へぇ〜そういうことね。超良い子ちゃんってわけか。
なぜかわからない。
俺にも理解できないけど………
らしくもなく彼女、しのみやひいろに興味が湧いてきた。