「じゃー今度こそSHR始めるぞー。」


先生の声に思考をかき消されて、諦めて先生の方を向いた。
 

先生は今日の予定から何からつらつら早口で話していく。



それを聞きながら、目を閉じた。



はぁーあ。朝から先輩に魅音に、疲れた。





このときの私は、まさか魅音が来たことで反乱が起こるなんて、思いもしなかった。




ーーーーーーーーーーー
ーーーーー


「じゃ、終わり挨拶。」


「起立、礼。」

先生の合図と日直の挨拶で地味に長いホームルームも終わりを告げる。


終わりを告げて次の授業の準備をしようとすると、魅音が意味深にじーっと見つめてきた。