「じゃー今度こそSHR始めるぞー。」
先生の声に思考をかき消されて、諦めて先生の方を向いた。
先生は今日の予定から何からつらつら早口で話していく。
それを聞きながら、目を閉じた。
はぁーあ。朝から先輩に魅音に、疲れた。
このときの私は、まさか魅音が来たことで反乱が起こるなんて、思いもしなかった。
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「じゃ、終わり挨拶。」
「起立、礼。」
先生の合図と日直の挨拶で地味に長いホームルームも終わりを告げる。
終わりを告げて次の授業の準備をしようとすると、魅音が意味深にじーっと見つめてきた。