凛「呼ばないで」
「なら話して?」
かなり無謀なのは分かってる
ただ今回のことは何かある気がして
それが分かれば凛のこと救ってやれる
凛「...」
「凛」
凛「...夢見るの」
そういって凛は大きな涙を流した
「どんな夢?」
凛「...」
「じゃあ、誰が出てくる夢?」
内容を話すのはキツイのかなと思った
だからこの質問をしたんだけれど
凛「...」
「あいつ?」
いつも怯えてる
現実でも夢でもどんなときでも
あいつは凛の心を蝕み続ける
あいつのことを思い出したのか
一瞬、顔が歪んだ
凛「...ちが、う」
凛は俺を見て、さらに涙を流した
「もしかして、俺?」
そうだとしても不思議じゃない
むしろ、それなら納得がいく
仕事にいかないでって言ってたのも
そばにいてほしいって言ったのも
いつもなら来ない病院に来たのも
全部の行動が腑に落ちる
凛「いなくなる夢見た、」
凛はたくさんの涙を流して
俺のことを抱きしめてくれた
すぐに俺も凛を抱きしめ返す
「そっかそっか、辛かったな
気づいてあげられなくてごめん」
凛「どこにもいかないよね?」
「凛のこと、おいてどこ行くの」
凛「おいていかない?」
「おいていかない、約束する」
凛「うん」
「凛は俺のこと置いていかない?」
凛「京のそばにいたい、」
「そっか、よかった」
その言葉を聞けて安心した
それに[いる]じゃなくて
[いたい]って言ってくれることにも
俺は安心感を覚えた
凛のことがさらに愛おしくなった
「凛、大好き」
fin.
「なら話して?」
かなり無謀なのは分かってる
ただ今回のことは何かある気がして
それが分かれば凛のこと救ってやれる
凛「...」
「凛」
凛「...夢見るの」
そういって凛は大きな涙を流した
「どんな夢?」
凛「...」
「じゃあ、誰が出てくる夢?」
内容を話すのはキツイのかなと思った
だからこの質問をしたんだけれど
凛「...」
「あいつ?」
いつも怯えてる
現実でも夢でもどんなときでも
あいつは凛の心を蝕み続ける
あいつのことを思い出したのか
一瞬、顔が歪んだ
凛「...ちが、う」
凛は俺を見て、さらに涙を流した
「もしかして、俺?」
そうだとしても不思議じゃない
むしろ、それなら納得がいく
仕事にいかないでって言ってたのも
そばにいてほしいって言ったのも
いつもなら来ない病院に来たのも
全部の行動が腑に落ちる
凛「いなくなる夢見た、」
凛はたくさんの涙を流して
俺のことを抱きしめてくれた
すぐに俺も凛を抱きしめ返す
「そっかそっか、辛かったな
気づいてあげられなくてごめん」
凛「どこにもいかないよね?」
「凛のこと、おいてどこ行くの」
凛「おいていかない?」
「おいていかない、約束する」
凛「うん」
「凛は俺のこと置いていかない?」
凛「京のそばにいたい、」
「そっか、よかった」
その言葉を聞けて安心した
それに[いる]じゃなくて
[いたい]って言ってくれることにも
俺は安心感を覚えた
凛のことがさらに愛おしくなった
「凛、大好き」
fin.