京「なんですか 怖いんですけど」













「今、お嬢が来ている」














京「は?」














樹「何かあったんですか」














「待合の所で座り込んでいた」














京「なんでまたそんな所で」














「過剰服用したらしい」














京「は?」














「原因はおそらく胸の痛みだろう」














樹「最近かなり不安定だったからね、」














京「え、で、え?」














「一時は脈が強すぎて呼吸が不安定で














嘔吐もしたが、今は落ち着いている」














樹「そうですか、」














「とりあえず、部屋行くか」














樹「そうですね」














菅原が小笠原の頭をゴツンと殴り














しっかりしろ。と怒っている














ガラガラ














「お嬢、小笠原 来てくれたぞ」













凛「けい?」














京「凛〜、もう何してんだよ」














小笠原はそういってお嬢を














かつて無いくらい強く抱きしめていた














「お嬢、点滴するな」














小笠原の腕の中でコクっと頷く














俺はパパッと点滴を刺して














テープでずれないように固定した














「終わったぞ」














そういうとお嬢の体から力が抜けた














「小笠原」














京「はい?」














「こんなことするお嬢は嫌いか」














京「はぁ?」














「お嬢のことを嫌いになったか」














京「先輩、なに言ってるんですか」














「お嬢のことを嫌いになったことはあるか」














京「...」














小笠原はこの人本当に何言ってんだ














とでも言いたげな顔をしている














「答えろ」