「凛」














凛「そばにいて」














「うん、いるよ」














今は何も話したくないのだろう














凛は俺に体重を預けて














そのまま眠ってしまった














にしてもここまで不安定になるって














怖い夢でも見たのか














フラッシュバックしたのか














どちらかはわからないけど














どちらかであることは間違いない














そんなことを考えながら














ご飯食べたりお風呂入ったりして














眠ってしまった凛をベットに寝かせて














俺もベットで横になった














〜次の日〜















ピピッ、ピピッ













「ん、」














起きてすぐ凛の様子を確認する














大丈夫そうだけど














昨日のこともあるし














一応診察だけしておこうかな














「ごめんな、」














寝てるみたいだけど














一応声をかけながら診察をする














血圧も脈拍も正常














呼吸も心臓も今のところ大丈夫














寝てる凛の頭をなでて














俺は準備をすることにした














リビングでご飯を食べていると














春「おはよう」














「おはよう、珍しいな」














自分から起きてくるなんて














今日、台風でも来るんじゃないか














春「凛は?」














「まだ寝てる」














春「そっか」














俺は春の顔が引きつったのを見逃さなかった














「なに、なんかあんの?」














春「あ、いや」














「話せ」














凛のことになるとすぐ感情的になるのは














俺の悪いところだって分かってる














だけど、それほど大切なんだ