その言葉にゆっくりと頷く














樹「分かった。














なら、今は言わなくていいよ」














「...」














そんなこんなで家に到着














ガチャガチャ














「ただいま、」














凛「おかえり」














「凛〜、ごめん。」














凛「大丈夫、大丈夫だよ、京。」














そういって頭をなでてくれる














樹「とりあえずソファー座ろう」














そういってソファーへ降ろされる














凛「飲み物入れてくるね」














そういって凛はキッチンへ向かった














樹「何か食べないとね」














「いらない、」














樹「何でもいいから口に入れないと」














「おれ、何も食べたくない」














樹「...」














俺ついに呆れられたのかな














凛「はい、ほうじ茶」














「ありがと、凛」














凛「どういたしまして〜」














喉も全然乾いてないけど一口飲む














「んっっ、」














だけど口に入れた瞬間














吐き気に襲われてトイレに駆け込んだ














「おぇ、」














すごく苦しい














樹「大丈夫か、京」














そういって樹は背中をさすってくれた














だけど、今の俺にはそれさえも刺激で














「おぇっ、」














樹「大丈夫、全部出しちゃいな」














「むりっ、」














苦しすぎて、もう吐きたくない














樹「我慢するほうが辛いだろ」














「やだっ、おぇっ、」














吐きたくなくても吐き気は治まらなくて














樹「大丈夫」














樹はそう言葉をかけてくれて














次第に粘液しかでなくなった














樹「吐き気どう?」














「むりっ、もう吐けなっ」














樹「分かったから泣くな、」














「やだっ、」



















樹「俺、支えるからベッド行こう」














そう言われて樹の首に腕をまわす













樹「よいしょっ、」














力が入らない俺は樹に抱えられて














ベッドに降ろされた。