その瞬間太陽の光と風が俺を包み込んだ
その光に思わず腕で顔を隠してしまう

「ほら!宮道も早く!こっち来て」

坂井のその言葉に恐る恐る見てみると


光に包まれて輝いている

風でスカートがふわりと膨らんで髪がなびいている

笑顔で俺に手を差し出す坂井がいた


「女神……」

俺は呟いた

見惚れてしまう

「ちょっと?聞いてんの?」
その言葉に我に返った俺は
坂井の手に俺の手を重ねて屋上に出る

「うふふ!これで宮道も共犯者!」

笑顔で俺に言う坂井

ドキッとしてしまった

多分俺はこの時