この服にあったメークをしようと思ったらまぁまぁ派手になってしまうのも仕方ないのかもしれない。

だけどさすがに仕事には着て行けないよなぁ。
仕事が始まれば制服に着替えをするのもも、行き帰りだけでも十分目立ってしまう。

あ、もしかして目立つことが目的なのかな?
ふとそんな事を考えた。

裕之は人気者だから、普通の服やメークでは見てくれない。
だからあえて派手なものばかりを選んでくれたのかも!

もしそうなら一美の気持ちをないがしろにはしたくない。
だけどこれを着ていくのはさすがに抵抗がある。

自分の中で葛藤を繰り広げていると「悩みがあるなら、一美という女に相談すればいいんじゃないか」と、死神が言った。