「そんなことでいいのか? 本当は付き合いたいと思ってるんじゃないのか?」
「そ、それは……そうなればいいけど、でも……」

今日裕之が隣に座っただけで美保の心臓は爆発してしまいそうだった。
そんな人相手に普通にデートができるとは思えない。

「い、いいの! 私は告白することを目指すから!」
タイムリミットはあと5日。

その間に告白できるのかどうか、今の自分ではかなり怪しいと思う。
だけど一美という仲間ができたからきっと勇気を出せるはず!

美保は自分自身にそう言い聞かせたの立った。