「よーい、、はいっ!」


私の掛け声とともに、泳ぎ出すのは水泳部の男子6人。


水泳部のマネージャーになって、約1年と少し。


みんなのタイムは、徐々に早くなってきてる…でも最近は…


「涼介先輩26.7秒、斗真27.2秒、風太先輩27.8秒…ん〜…ちょっとあとの3人、怠けないのっ!!」


「あれ?バレた?実花は厳しいな〜」


「そーだよ、練習なんだし力ぬこーよ」


「あのねぇ、奏斗も悠真もそんなだから試合でいいタイムでないんでしょっ!?」