朝1番に私に声掛けてくれたのは親友の紗奈だった
「掲示板みた?うちのクラスの担人赴任してきたばっからしいよ」
「まじかー。当たりかな??」
「まー去年佐野っちが産休入ったからなぁ。」
「とりあえず教師行こ!」
私は紗奈の手を引っ張り走り出した。
2-A と書かれた教室に駆け込むとそこには若そうな男の人が黒板に字を書いていた。
「ねぇねぇ桜。あれ担任かな?」
私の耳元で紗奈が呟く。
「絶対そう。やばいね。かっこいい」
これが私と先生の始まりの日だった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…