心細かったに違いない、そんなみゆの気持ちに気づいて上げられないなんて)

そこへ健志がやって来た。

「みゆちゃん、もう消灯時間はとっくに過ぎているよ」

「すみません」

「健志、俺は仕事がひと段落したら、みゆと一緒に日本に帰るよ」

「そうか、その方が俺も安心だな」

そして廉也とみゆは日本へ戻った。

みゆは廉也に抱いてほしくて、廉也にお願いした。

「廉也さん、私を抱いてください」

「みゆ」

廉也はみゆをベッドに組み敷いた。

みゆの頬に触れて、唇にキスを落とした。

みゆの身体が熱くなっていくのを感じた。

(ああ、廉也さんのキスは久しぶりでドキドキする)

廉也の唇はみゆの首筋を捉えた。

そして、バスローブを脱がせて露わになった胸のふくらみに唇を押し当てた。

「ああ、う~ん」

みゆは思わず甘い声が漏れた。

「みゆ、みゆ、愛してる」

「廉也さん、私も愛しています」

廉也の手はみゆの太腿に触れた。

感じる部分に手が届き、みゆは恥ずかしくて両足を閉じようとした。