すると藍くんはこつんと額を重ね、至近距離でわたしの瞳を捕らえた。 「壊れてよ。俺は由瑠を壊したい」 「……っ」 「抱きつぶしたくなるね、由瑠」 熱い吐息とともに、藍くんが色気に満ちた笑みを唇にのせる。 わたしを射抜く熱を帯びた瞳。 その熱い視線に絡めとられ、溺れそうになる。 再び深いキスがわたしの唇を塞ぐ。 強引で、けど愛されていることを実感せずにはいられなくて。