それからふたりで夕食を食べ、わたしはお風呂に入ると、いよいよ瑛麻ちゃんの教えを遂行するべく今日のために準備した可愛いふりふりのパジャマを着た。
瑛麻ちゃんが放課後、一緒に行ったショッピングモールで選んでくれたのだけど、こんなふりふりのパジャマなんてわたしには可愛すぎて似合わない気がする。
それに太ももがあらわになるショートパンツは、脚がすーすーしてなんだか落ち着かない。
けれどそうも言っていられないのだ。
緊張しながら脱衣所を出て、リビングにいる藍くんの元に出る。
「おまたせ……っ」
けれどソファーでテレビを見ていた藍くんはというと。
ちらりとこちらを見て、「ん」と微笑むだけ。