アパートに着き、藍くんの部屋に入ると、わたしたちはなだれ込むようにベッドへ。


ふかふかのベッドの上に押し倒され、藍くんを見上げる。


わたしを跨ぐようにベッドに膝をついた藍くん。


「悪いけど手加減できない。大切にしたいと思ってるけど、今はめちゃくちゃにしたい」


そう言う瞳には危険な光が灯っている。

なにかに急き立てられるように、藍くんはわたしを跨いだまま乱暴に着ていたシャツを脱いだ。

引き締まった上半身が露わになる。


触れられていないのに、今から触れられる――その予感だけで身体が熱を帯び始める。

藍くんの手で敏感に作り変えられてしまった身体は、自分の熱でやけどしそうだ。