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「ねえ、妃花ちゃん、聞いたよ。皇輝に運命の告白されたんだって?」


翌日の朝から、早速噂話を聞きつけたクラスメイトに話しかけられ、

私は、驚きの後、静かに首を横に振る。


「遊ばれただけだよー…。」


昨日の放課後を思い出し、

ため息交じりに呟くと、クラスメイトは楽しそうに話を続けた。


「えー、でもさ、皇輝だよ!?ちょっと変だけど、かっこいいじゃん、ねえ?」

「そうだよ、結構人気あるんだよ?付き合ったりしないの?」


楽しそうに、キラキラした様子で私の目を見る女の子たちに、私はまた首を振った。


「ないよ、それに皇輝もきっと本気じゃないし。」


あんな、理解できない言葉、本気のはずがない。

それに、あんなに目立って人気者の彼だもん。ありえない。


小さく首を振り続けながら教室へと歩みを進めると、少し不満そうにクラスメイトは顔を見合わせた。