あ〜!髪の毛とかすの忘れてたぁ!

私の髪は明るい栗色をしてるんだけど地毛だから特にお咎めはなし!

それに加えて腰くらいまでストレートに伸びてるからクシで軽〜くといちゃえば外に出られるくらいの見た目にはなるんだ!

この髪質はお母さんから遺伝してるからお母さんには感謝しなくちゃ!

というか、本当に時間がない!

ゆうくんが待ってくれてるって言うなら更に急がないと!

よし、登校準備完了!


「ゆうく〜ん!寝坊しちゃって…
 
遅れてごめんね!」


「おはよ、ほの

また寝坊したのか?まあ、遅刻はしないくらいだからいいけど」


「えへへ…昨日は夜更かししちゃってね

朝もお母さんの声が『なんだろ?眠いのに邪魔だな〜』くらいにしか思えなくて、起きるのが遅れちゃった!」