でも私が、どんなに君の気をひこうとしても、瞬の目が、私を捉えることはなかった。それでも、少しの可能性を夢見てた。もしかしたら、私のこと好きなってくれる日がくるかもしれないとか。告白したら何か変わるかもしれないとか、思ってた。ほんの少しの可能性を今日まで信じて、頑張ってきた。それなのに、君は、私に気持ちすら伝えさせてくれないの。あんな幸せそうな顔みたら、言えなくなってしまうに決まってる。私、ちゃん話があるっていったはずなのに。君は、今日すらも私じゃなくて、あの子を見るんだね。今日くらい、私のこと見てほしかった。
私は、そんなことを考えながら、ある場所に向かっていた。そこの扉を開けると、冷たい風が流れ込んできた。
「はぁ、気持ちい。」
私がそう言って背伸びをすると、頬から何かが伝ってきた。私は、それを無理して、止めようとはしなかった。止めどなく溢れてくるこの想いも、涙も。
私は、それが落ち着くまで、泣いた。一人、屋上で。
私は、そんなことを考えながら、ある場所に向かっていた。そこの扉を開けると、冷たい風が流れ込んできた。
「はぁ、気持ちい。」
私がそう言って背伸びをすると、頬から何かが伝ってきた。私は、それを無理して、止めようとはしなかった。止めどなく溢れてくるこの想いも、涙も。
私は、それが落ち着くまで、泣いた。一人、屋上で。