中学2年,夏。
夏休みが明けてみると,何故か。
初カノだと言う彼女と君が,別れていた。
ぺりぺりと何かが剥がれるように,緩みそうな自身の口元を必死に隠す私は,そんな自分に戸惑う。
そんなに性格が悪かったなんて,今の今まで思ってない。
けれどやっぱり,どうしよもなく,嬉しかった。
親友になんてなりたくない。
私は君が,彼方 透流が,恋愛的に大好きだ。
夏休みが明けてみると,何故か。
初カノだと言う彼女と君が,別れていた。
ぺりぺりと何かが剥がれるように,緩みそうな自身の口元を必死に隠す私は,そんな自分に戸惑う。
そんなに性格が悪かったなんて,今の今まで思ってない。
けれどやっぱり,どうしよもなく,嬉しかった。
親友になんてなりたくない。
私は君が,彼方 透流が,恋愛的に大好きだ。