朝や翠のように、人が嫌いで、時間が嫌いで、何もかもどうでもよく見えて。

辛いこと、悲しいこと、世界が息苦しく感じることがあると、朝を、恨みます。


…ああ、また、朝が来るのか。


いつからかうっとうしくなってしまい、太陽が昇ることが、怖くなっている。そんなこと、よくあることだと思います。

死にたくなる時もある。大嫌いな世界が、嫌なほど目に映って、涙を流す夜もある。


だから翠は、眠りすぎる病気を、愛していました。


苦しい、悲しい瞬間、私は眠っていられる。

その時間は、何も感じなくていい。ただ、暗い深海のまどろみで1人、過ごすだけ。

喜びも楽しみ?そんなものはどうでもいい。感情を圧し殺して生きてさえいれば…


本当は、そんなこと、思ってませんでした。


どんなに息苦しい世界でも、彼女は、空を愛していました。空が、綺麗なんです。


死にたくないんです。皆、怖がりだから。

自分の意味を感じられなくなったら、自分を、見失ってしまったら。

生きる意味を探すでしょう。でも、「死にたくないから!」で、いいんですよ。

怖がりでも笑って繕ってばかりで、それでも前へ進もうとするあなたは、とても、かっこいいんですよ。


だから、どうか生きてほしい。

あなたは、溺れてなんかないから。


大丈夫、あなたの近くには、朝くんのような朝陽がいるんです。それが朝陽なのかは、それは、あなたの思うかどうかで変わります。


まだまだ書きたいことはありますが、それではそれでは、そろそろ終わろうと思います。


ありがとうございました!!!